ひたすら聞けば英語は話せるようになるのか?
スピーキングの訓練はヒアリングの訓練にもなりますが、ヒアリングだけではスピーキングの訓練になりません。この理由は、英語には受動的能力(読む・聞く)と能動的能力(書く・話す)があるからです。受動的能力には、自ら瞬時に英文を造り出す能力は不要です。誰かが造った英文を読んだり聞いたりした時、その意味が理解出来れば実力があるということになります。しかし能動的能力は、自ら瞬時に英文を造り出す能力が要求されます。それでひたすら聞くだけでは英語を話せるようにはならないということになります(9才以下の子供の場合を除き)。しかし自分で言える英語は聞いてもわかるので、能動的能力を身に付けると、受動的能力もアップすることになります。すなわちスピーキングの訓練はヒアリングの訓練にもなりますが、ヒアリングだけではスピーキングの訓練にならないということです。