日本では野球のイチロー選手のように、ユニフォームに名字ではなく名前を入れる選手は珍しいですが、ブラジルのサッカー選手の場合は状況が異なります。2014年ワールドカップの主役の一人ネイマールの本名はNeymar da Silva Santos Júnior。フォワードのGivanildo Vieira de Souza選手のユニフォームには名前ではなく、超人ハルクに由来するニックネーム「Hulk」（ブラジル読みでは「フッキ」）といれています。さて、この理由はいかに？

"Alex Bellos, author of "Futebol, the Brazilian Way of Life," told the UK Telegraph that using just a first name or a nickname is much easier for children since most are named using the Portuguese tradition of using four names.

The practice continues into adulthood to reflect the more personalized and informal culture of Brazil that embraces individuality."

ブラジルの選手はポルトガルの植民地だった影響で名前が長いので、ブラジル人の子供たちは覚え易いようにファーストネームやニックネームで呼び合うようになり、個性を尊重するブラジル文化の中で大人になってからもその風習が継続されているようです。元サッカー日本代表、三浦知良選手のユニフォームをブラジル流にすると、入れる名前は「KING」でもよいことになる。